Q
銀行の主な収益源は何ですか?就活生が知っておくべきビジネスモデルを教えてください
業界・企業研究2026-04-28
A
銀行の収益は「預金を集めて貸し出す」だけではありません。手数料ビジネスや市場運用など、収益源は多様化しています。ビジネスモデルを理解すると、志望動機や面接での受け答えに深みが出ます。
銀行の3つの主要収益源
1. 資金利益(利ざや)
銀行の最も基本的な収益源です。
- 預金者から低い金利で資金を集め、企業や個人に高い金利で貸し出す
- その金利差(利ざや・スプレッド)が銀行の利益になる
- 長らく続いた低金利環境では利ざやが縮小し、収益が圧迫されていた
- 近年の金利上昇局面では、この収益が回復傾向にある
2. 手数料収入(フィービジネス)
近年、銀行が力を入れている分野です。
- 振込手数料・ATM手数料:個人向けの基本的な手数料収入
- 投資信託・保険の販売手数料:窓口での金融商品販売による収入
- M&Aアドバイザリー手数料:企業の買収・合併を仲介する際の報酬
- シンジケートローンの組成手数料:大型融資の取りまとめで得る手数料
- 手数料収入は金利環境に左右されにくいため、安定収益源として重要性が高まっている
3. 市場運用収益
銀行自身が市場で資金を運用して得る収益です。
- 国債や社債、株式、外国為替などへの投資で収益を得る
- 運用部門(トレジャリー)が担当し、専門性の高い部署として知られる
- 市場環境に大きく左右されるため、収益が不安定になることもある
知っておきたいビジネスモデルの変化
「貸し出し中心」から「総合金融サービス」へ
従来の銀行は融資が中心でしたが、現在は以下のようにビジネスモデルが多角化しています。
- ウェルスマネジメント:富裕層向けの資産運用・相続対策
- コンサルティング:取引先企業の経営課題解決(事業承継、海外展開など)
- デジタルサービス:スマホアプリ、API連携、BaaS(Banking as a Service)
銀行グループ全体で見ることが大切
メガバンクはグループ内に証券会社・信託銀行・カード会社・リース会社などを持っています。銀行単体ではなく、グループ全体の収益構造を理解することが重要です。
面接での活かし方
「銀行のビジネスモデルが従来の貸出中心から、手数料ビジネスやコンサルティングへと変化していることに注目しています。御行が注力されている〇〇事業は、まさにこの変革を体現しており...」
ビジネスモデルの変化を踏まえた志望動機は、業界への理解度の高さをアピールできます。
銀行ビジネスモデル収益構造業界研究