Q
保険会社ではどんな職種がありますか?営業以外の仕事も知りたいです
業界・企業研究2026-04-28
A
保険会社=営業というイメージが強いですが、実は商品開発・アクチュアリー・損害サービス・資産運用・海外事業など、多様な職種があります。
保険会社の主な職種
1. 営業部門
保険会社の中核を担う部門です。
【生保の営業】
- 代理店営業:保険代理店(銀行窓口含む)への販売支援・教育
- 法人営業:企業の福利厚生制度や団体保険の提案
- リテール営業(生保レディ/ライフプランナー):個人のお客様への直接営業
【損保の営業】
- 代理店営業:損保の営業は代理店チャネルが中心。代理店の経営支援・育成が主な仕事
- 法人営業(ブローカー営業):大企業のリスクマネジメントを提案
- 損保の総合職は直接保険を売るのではなく、代理店を通じた間接営業が基本
2. 損害サービス部門(損保特有)
事故や災害が起きた際の保険金支払い業務を担当します。
- 事故の調査・原因究明
- 保険金の算出・支払い判断
- 被害者との示談交渉
- 損保の最前線の仕事であり、お客様から最も感謝される瞬間に立ち会える
- 法律知識やコミュニケーション力が求められる
3. 商品開発(プロダクト開発)
新しい保険商品を企画・設計する仕事です。
- 社会の変化に合わせた新商品の企画(サイバー保険、ペット保険など)
- 既存商品の改定・改善
- マーケティングとの連携
- 金融庁への認可申請業務も含まれる
4. アクチュアリー(保険数理)
保険料や責任準備金を数理的に算出する専門職です。
- 統計学や確率論を用いて保険料率を設計
- 保険会社の経営に直結する極めて専門性の高い職種
- 国家資格「アクチュアリー」の取得が必要(合格まで平均8年程度)
- 数学が得意な人に向いており、待遇も非常に高い
5. 資産運用
集めた保険料を運用する部門です。
- 国債、株式、不動産、海外資産などへの投資判断
- ポートフォリオ管理やリスク管理
- 特に生保は巨額の資産を運用するため、金融市場への影響力も大きい
6. 海外事業
海外拠点の経営管理やM&Aを担当します。
- 海外子会社の経営管理・モニタリング
- 新規M&Aの企画・実行
- 語学力と経営的な視点が求められる
- 近年は海外利益比率が高まっており、重要度が増している部門
7. IT・デジタル部門
保険業界でもDXが急速に進んでいます。
- 基幹システムの開発・運用
- AIを活用した査定業務の効率化
- InsurTech(インシュアテック) 関連の新サービス企画
- データサイエンティストやエンジニアの採用が増加
職種選びのポイント
「営業は嫌」で保険業界を避けるのはもったいない
保険会社の総合職はジョブローテーションが基本です。営業だけでなく、さまざまな部署を経験しながらキャリアを築いていきます。
専門職コースも増えている
アクチュアリー、IT、資産運用など、特定の専門分野でキャリアを深められるコースを設ける会社も増えています。
面接での活かし方
「保険会社の仕事は営業だけでなく、損害サービスや商品開発など多岐にわたることを企業研究で知りました。まずは営業で現場を学び、将来的には商品開発に携わりたいと考えています。」
多様な職種を理解した上で、自分のキャリアビジョンを語れると好印象です。
保険職種キャリア業界研究